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日本鬼子(リーベンクイズ)
軍医の野天解剖

小美野義利1

戦務班長,憲兵曹長


この事件は一九四0年九月の初旬新京2(しんきょう)憲兵隊長近勝新八3大佐の命により市内新発路4(シンパーロ)憲兵隊将校官舎付近で逮捕した三人の中国人労働者に対し,私が直接行なった罪業(ざいごう)である.

九月といってもまだ,ジリジリする暑さにどんより腐ったような眼付きで新聞を眺めていた特高係長・小林5少尉は電話に手を伸ばし,ダイヤルを回した. 「アッ,大尉殿ですか,この前約束しておいた件,今日やります.都合はどうですか………ハッ,じゃ待ってます」

ガチャリ,受話器を投げだすと腰巾着(ぎんちゃく)小美野6伍長を呼びだした. 「今日,やるから準備だ」と命令した. 部屋に帰った小美野7は桐原8軍曹に, 「国民党地下組織容疑者の三人はけっきょく,なにも出ないので,いよいよ内緒で処分することになったよ」と,ニタニタしながら腕をさすっていた.

「ハハア………手前(てめえ),斬る気か,アハハ………」 太田9曹長が馬鹿にしたように高笑いした.

014午後の陽差しがようやく西に傾いたころ,二台の自動車が大同大街(だいごうだいがい)を矢のように走っている.前の車には今日の指揮官小林10少尉と山垣内11通訳,それに憲兵隊司令部の小笠原12軍医大尉と土倉13衛生曹長が乗っており,すぐそのあとを追っかけるように,太田14曹長の運転する車が走っている. 車中には,真っ赤な長靴に日本刀を握った小美野15伍長と,ささくれ立った竹刀を押っ立てた桐原16軍曹が,後ろ手に縛りあげた中国人三人を踏みつけるように体全体を押えていたが,左腕に巻いた白地に赤の憲兵という二字が毒々しく大きく見える.

《もうすぐだ,俺の腕がどんなものか見せてやる》……… 小美野17は出発前に太田18や桐原19から, 「いくら剣道三段でも人間は巧(うま)く斬れまい」と言って笑われたことに無性に腹が立って仕方がなかった. と,ともに,斬り損じてはという不安も加わって,いらいらして落ち着かない.

車は人影もまばらな郊外の大通りを土煙を巻きあげて南嵐20(なんれい)に向かって突っ走り,間もなく,ギュギュと音を立て,腰まで埋まるほど伸びた草むらの側に停まった.もどかしそうに,パッと飛び出した小美野21に小林22少尉は顎(あご)をしゃくった. 小美野23は狭い車中に折り重なっている中国人に,「降りろッ」と怒鳴ってから襟首(えりくび)に手をかけ,引きずり出した.

三人とも,数十日のはげしい拷問と空腹にふらふらしながら鋭い眼を光らせて降りてきたが,ぐるりと四辺を見回した瞬間,六つの眼は,素早くからみ合ったかと思うと,さっと緊張した空気があたりに漂った.十八,九歳の青年の肩の呼吸がだんだん大きくなり,押えきれない怒りと一緒に, 「我国際運輸的幹(カオグオジイェ)[私は国際運輸で働いている]と,はげしい言葉が吐き出され,彼はもう前に突っ立っている小林24少尉に,じりじり近づいていた.

015小林25少尉は,「ウーッ」と口ごもりながら,一,二歩下がった. すぐそばにいた太田26曹長が,「この野郎」と青年を蹴りとばした. 青年は,グァーンと,あおむけにぶ倒れたがすぐ起き上がり,胸を張るように小林27少尉を,グイッと睨みつけている.

「チャンコロ,まだくるか」

桐原28軍曹が,ささくれ立った竹刀(しない)で力まかせに,パシーッと撲りつけた.竹刀が弓なりになって青年の体の中へ食いこんだ. 青年の頬にはたちまち紫色の線が,グーッと浮き出て,口元から首筋にずるずると血が流れた. 青年は歯をぎりぎりさせ,「ベッ」と血を吐き捨てると,怒りに体をふるわせ起き上がろうとしている. じっとしておれなくなった小美野29は,ずいと近づき,青年が見上 るその鼻先を,へし折れんばかり蹴り上げた. 「アッ」という声とともに青年は,ガーンと頭を地面に叩きつけられ,鼻と口から真っ赤な血をどくどくふき出した. 血を見てますます狂ったようになった小美野30が,また蹴ろうとしたとき,突然, 「鬼子不幹(クイズブカン)[畜生,やめろ]と横にいた中国人が小美野31の耳を引き裂くように鋭く叫んだ.

小美野32の足は,ギグッと釘づけにされてしまった. 青年に対する暴行に我慢のできなくなった四十歳前後の,がっちりした体格の男が,グイと一歩前に出た. 「畜生ッ,鬼子とはなんだ………」と,小美野33は,その男の顔,胸,ところ嫌わず蹴りとばした.このとき,四十メートル余り先に穴を掘ってきた,山垣内34通訳と,小笠原35軍医が帰ってきた. 体の細い,しゃくれて,とがった鼻にふちなし眼鏡をかけた小笠原軍医大尉は薄っぺらな唇をぱくぱくさせ, 「あれだけは手をつけるな.傷をつけたり,弱らしては研究にならん」と,あわてて声をかけた.

016山垣内通訳は太田曹長に近づきながら, 「穴を掘ったら骸骨が四つも出てきやがった.この辺はずいぶん殺したところですね」と,中国人の縄尻を受け取った.種豚のように肥えている太田曹長は, 「建国当時は毎日,何十人という支那人の首斬りをやったところだ.どこを掘っても骨だらけだ」と,四辺を見回した. 小林36少尉は,「オイ,その若僧から片づけてしまえ」と怒鳴り,小笠原,土倉37と一緒に穴のほうに歩き出した.

小美野38は流れ出る血を払い落とそうとして,顔をプルッと振っている青年に近づき,後ろ手をぐいぐいねじあげ,穴のところまで突き飛ばした.骸骨が四つ不気味に転がっている穴の前に座らされた青年が,血まみれになった顔をグイともたげ,沈みかけている夕陽をジーッと見つめている. 落ち着いている姿にかえって威圧された太田39桐原40は,てれかくしに,にやりにやりしながら小美野41を見たが,出発前の言葉を思い出した小美野はもう平静を失い,カーッとしていた.

「少尉殿,やってもいいですか」

日本刀を抜きながら小林42の横顔に声をかけた. 小笠原軍医と土倉衛生曹長が,いろいろな解剖道具を出しているのを見ていた小林は,のそのそと青年に近づいた. 青年は立ち上がりざま「カッ」と血の塊りを小林に吐きかけた.

「アッ」と叫び,あわててよろけた小林の服に血痰がへばりついた. さっと土色に顔を変えた小林は,「コン畜生,き,斬れ」と,金切り声をあげた.じりじりしていた小美野は,バサーッと青年の首を斬り落とした. サッとふき上がる血潮は草むらを染め,前のめりになった胴体を穴に蹴りこんだ. 小美野はすっかり逆上していた. 桐原軍曹が引きずってきた四十歳くらいの中国人を,017「こいつも斬らせてくれ」と言ったかと思うと,次の瞬間には血刀を振り下ろしていた.

中国人は穴の中の青年の死体に折り重なるように落ちこんだが,まだ斬れ落ちていない首が逆さになってスースーと息が洩れるたびに赤黒い血がどくどくと流れ出し,のぞきこんだ小美野を,カーッと睨みつけている. 血のかかった骸骨が不気味に並んでいる.

「ギャーッ」小美野43は悲鳴をあげ,なにかを払いのけるように夢中で手を振ったが,逆さになった首がグーッと大きく自分のほうへのしかかってきているような気がしてならない.

「エーイ執念深い奴だ」

わめきながら足下の石を拾いあげると,気が狂ったように斬り口めがけて投げつけた.傍で太田,桐原が,「野郎,今晩とっつかれるぞ」と,ニタニタして顔を見合わせていた. 山垣内44に押えられている三十五,六歳の中国人は,ボロボロに引き裂かれた上衣から赤銅色の厚い肩をプルプルふるわせ,怒りをむき出しにしていた. 小笠原軍医は今度は俺の番だと言わんばかりに,血でグシャグ シャになった地面を見ていたが,小美野に,「ここへ草を敷いてくれ」と,言いつけた. 桐原と小美野は草を敷き詰めた. 土倉衛生曹長が注射器を持って立ち上がった.

「ここへ寝かせてくれ」 小笠原軍医は眼鏡をずり上げながら,山垣内と小美野に眼を走らせた.二人が「こっちへ来い」と怒鳴り,押しても引いても中国人の足は土にめりこんだように動かない.

太田曹長は「歩け」とうなりながら,刀の峰ですねを撲りつけた.不意に後ろから叩かれた中国人は横倒しになった. 桐原と山垣内は足首をつかみ,ずるずると引きずったが,怒った中国人にボンと腹を蹴られた桐原45は血海の穴に落ちそうになり,「ギャーッ」と悲鳴をあげた.

018「手向かいするか」

(ほ)えながら小美野は,おどりかかり首を締めつけた. 桐原は投げ出してあった竹刀を拾うと,「これでも食らえ」と睾丸(こうがん)めがけて,パシッと撲りつけた. 中国人は「ウッ」とひくくうめき,急に体をまるくして苦痛に堪えているようだつた. 小笠原46軍医の合図で小美野,桐原,山垣内,太田の四人がはじかれたように飛んで行き,押えつけた. まくりあげられた右腕の静脈に,銀色に光った毒針が突き刺された. 小笠原軍医の細い指は小刻みにふるえながら押していく. 三秒,五秒,………毒素はたちまち体内に浸透していった.

男は,「ウーム,ウム」と怒りと苦しみに唇をわなわなひきつらせて,だんだん蒼白になっていく. 冷たい蛇のような眼でジーッと見ていた小笠原軍医は土倉47曹長に目配せすると,小美野に口をあけさせるように言い,白い紙包みを持って顔におおいかぶせた. 小美野は歯をかみしめてあかない口に棒をさしこみ,無理矢理こじあけた. 土倉は白い粉末の毒薬を注ぎこんだ. 男の苦しみは頂点に達し,全身をくねらせ痛む腹と胸を押えようとして腕を持っていこうと必死に反転するが,力むたびにかえって麻縄は腕首に深く食いこみ,紫色にはれ上がったところから血がにじみ出てきた.軍医は薄い唇に冷たい笑いを浮かべて男を見守り,時計を見比べている. 二十五秒,三十秒,………男はググーッとこみあげてきたと思うと,カーッと血を吐いた.

一息つくと,ぴかぴか光る鋭い目で軍医を睨み,「鬼子,日本鬼子!」鋭く叫び,毛髪が一本一本,逆立っている. 憲兵四人は青白い顔を見合わせ,ゾーッとした顔つきで立ちすくんでいた.

中国人は,びくびく,びくびく体を痙攣させていたが,まったく動かなくなった. 小笠原軍医は,019メスで胸から腹を裂こうとしたが,大型メスを忘れてきたので,ちょっとためらい,小美野に「おい,刀でここを裂いてくれ」と言いながら,メスでぴたぴたと胸を叩いた.

小美野は血刀を乳の上にブスーッと突き立て,小笠原の誘導するメスに従って,ブスブスと腹部に向けて斬り下ろした. 続いて反対側から切り下げたあと,小笠原軍医は,白いゴム手袋をはめると,腹部をずたずたに切りはじめた.

もう夕陽は沈んで暗やみがあたりに迫っていた. 土倉の用意してきたロウソクの灯に照らし出された六人の顔はどす黒く,ぴくぴく痙攣し,ひきつっている.切り開いた肋骨に手をかけた軍医は,めりめりとそれを引きはがした. 骨の下から血だらけの内臓が,ロウソクの明かりにニューッと浮かび出た.軍医は無造作に両手を突っこみ,しばらくその中をかきまわしていたが,赤黒い血の塊りのような物を取り出して,血走った眼の前に,「これが肺臓だ」とつき出した. むっとするような血生ぐさい臭いに,六人は思わず軍医の顔とゴム手袋の上にのせられた肺臓とを見比べた.先のツンと尖った略帽の下に片頬をひきつるようにうす笑いする青い顔は,人間の形相ではない. 血の通ったけだものである.

「ゴクッ」と生つばを呑んだ桐原が,「野郎,先刻まであんなに暴れていやがったが,こうなったらさっぱりだ」と,うわずった大声で叫んだ. 「もっとほかのところを見せてください軍医殿」と,小美野は虚勢を張って叫んだが,その声はかすれて喉の奥に引っかかっていた.

軍医はその肺臓を血の穴にポンと投げ捨てると,また血みどろのゴム手袋で腹の中をかきまわしはじめた.

020咳一つしない,不気味な静けさの中にグチャグチャと内臓の動く音だけが聞こえる. ゴムの手袋が,はたと止まった. 同時に軍医のうわずった甲高い声がふるえながら,「生きている」と叫んだ. 小美野はドキーッとして,思わず穴の中をのぞきこんだ.

だが,血の海と化した穴の中には,二つの惨死体と骸骨が四つ青白い月の光に照らし出されて転がっているだけだ.ゾーッとした小美野の耳に,「生きているなんて馬鹿な」と,おろおろした小林少尉の声が聞こえてきた.突然,「アハハ………」うつろな笑いを太田曹長があげた.

「軍医殿,息が切れてから二十分もなるのに,そんな馬鹿なことがあるもんですか」と無理に怒鳴るように叫んだ. 「僕もそう思うんだ………しかし,確かにまだ生きているんだ,それ」と,切り取った心臓を掌(てのひら)の上にのせてつき出した. 「オッ,確かに動いている」 十四の眼は恐怖におののいている. 朝鮮48や東北49に二十年も侵略憲兵として生きてきて,多くの人々の血がにじみこんでいる小林50少尉の顔も,どす黒くまったく血の気がない. 七人は目に見えぬ中国人の反抗と圧力を,ひしひしと感じながら,声も立てず,濃かれたようにそれを見つめていた.

「か,帰りますか」桐原51が言うと,みなは,はじかれたように動きだそうとした. 軍医は,「ちょっと待った,ふつうなら一週間もかかる解剖だ,もう少しやろう」と,またしゃがみこんで,腹に手を突っこんだ. 「君たちは生きている人間の首を斬るが,私は死んだ人間をいじるんですからね.イヒヒ………」と笑う小笠原軍医の顔は,ロウソクの灯に悪魔のようにゆれている.

「ホレ,これが膀胱だ」 「これが肝臓だ」 「これがキモだ」

次々に切り出す軍医の手に中国人は細々(こまごま)に切りさいなまれていった. 四辺に漂う血の臭いは,021押し寄せる夜とともにひしひしと鬼どもを包んできた.

「もう帰ろう」

たまらなくなった小林少尉は,山垣内に目配せして,東のほうに歩き出した. 軍医はなおも執拗にやろうとするのだが,みな浮き足立ったので,残念そうに見下ろした.

小美野,桐原は足を引きずり,ずたずたになった死体を穴に投げこみ,大急ぎで土をかけると,逃げるように自動車にかけもどった.

「おい,全速力だ」

鬼どもを乗せた自動車は電灯の明滅する新京52の街に突っ走っていった.


筆者からの一言〈昭和五十七年七月

この文章は,私が中華人民共和国に戦犯容疑者として抑留されていたときに書いたものです.現在,振り返ってみると,当時の上司や同僚についての子細な描写には,正確さを欠く個所があるかもしれません.その点は,ここに謹んでお詫びいたします.しかし,大切なことは,在職中,多くの中国の人々に言語に絶する困難や苦しみを与えたことであり,いま思うと誠に申し訳なく存じております.私は表面は従順にしておりましたが,内心はすべて上官の命令でやったことだと考え,自分の行為を責める気持ちはなかったのであります.

中国の諺(ことわざ)に,『牛を川の辺(ほと)りまで連れて行くことはできるが,牛が水を欲しなければ飲ますことはできない』とあります.当時の私は,己れの行為はやむを得ないことだと自慰していた022のであります. そして,すべての責任を戦争に転嫁していたのであります. いま,私は自分の犯した罪を心から反省するとともに,再び戦争を引き起こすことだけは制止せねばならないと思っております.私自身が苦しみを与えた多くの人々のためにも,平和のために余生を捧げるつもりでおります.

小美野義利53

 

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11-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

2 1-01, 2-02, 2-03, 3-1-1, 3-2-6, 3-2-7, 3-3-2, 4-1-07, 4-2-11, Xinjing, Hauptstadt der Mandschurei (1932-1945); siehe 長春 Changchun
3
近勝新八,1-01, Kondô Shinpachi, Oberst 大佐, 憲兵隊長 in Xinjing
4
新発路, 1-01, Xinfalu, Straße in Xinjing
5 小林, 1-01, Kobayashi, Leutnant 少尉, 小林2), 1-07, Kobayashi, Obergefreiter 兵長, 小林3), 1-10, Kobayashi, 伍長, 小林喜一, 2-02, 3-2-6, 3-3-2, Kobayashi Kiichi, Major der Geheimpolizei von Fengtian, 小林芳郎, 1-09, Kobayashi Yoshirô, 警務庁特務科警尉
6 小美野義利1-01*Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長
7 小美野義利, 1-01*Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長
8 桐原, 1-01, Kirihara, Feldwebel 軍曹

9太田,1-01, Ôta, 曹長

10 小林, 1-01, Kobayashi, Leutnant 少尉, 小林2) 1-07, Kobayashi, Obergefreiter 兵長, 小林31-10, Kobayashi, 伍長
11 山垣内, 1-01, Yamagaki Tada, Dolmetscher 通訳

12 小笠原, 1-01, Ogasahara, Hauptmann, Militärarzt

13 土倉, 1-01, Dokura, 衛生曹長

14 太田, 1-01, Ôta, 曹長, 太田24-2-12, Ôta, 属官, 太田34-3-15, Ôta, Gefreiter

15 小美野義利, 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

16 桐原, 1-01, Kirihara, Feldwebel 軍曹
17 小美野義利, 1-01*Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

18 太田 1-01 Ôta, 曹長, 太田24-2-12, Ôta, 属官, 太田34-3-15, Ôta, Gefreiter
19 桐原, 1-01, Kirihara, Feldwebel 軍曹

20 南嵐, 1-01,, Nanlan (Nalan)
21 小美野義利, 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

22 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林21-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長
23 小美野義利 1-01*Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長
24 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林21-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長

25 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林21-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長

26 太田, 1-01 Ôta, 曹長, 太田24-2-12 Ôta, 属官, 太田34-3-15 Ôta, Gefreiter

27 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林21-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長

28 桐原 1-01 Kirihara, Feldwebel 軍曹

29 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

30 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

31 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長
32 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

33 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

34 山垣内 1-01 Yamagaki Tada, Dolmetscher 通訳

35 小笠原 1-01 Ogasahara, Hauptmann, Militärarzt

36 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林2) 1-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長

37 土倉 1-01 Dokura, 衛生曹長

38 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

39 太田, 1-01 Ôta, 曹長, 太田24-2-12 Ôta, 属官, 太田34-3-15 Ôta, Gefreiter

40 桐原 1-01 Kirihara, Feldwebel 軍曹

41 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

42 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林2) 1-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長

43 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長

44 山垣内 1-01 Yamagaki Tada, Dolmetscher 通訳

45 桐原 1-01 Kirihara, Feldwebel 軍曹

46 小笠原 1-01 Ogasahara, Hauptmann, Militärarzt

47土倉 1-01 Dokura, 衛生曹長

48 朝鮮, 1-01, 1-07, 1-09, 1-21, 2-02, 2-05, 2-14, 3-1-1, 3-1-3, 3-2-4, 3-2-6, 4-2-12, 5-6, Korea

49 東北, 1-01, 1-09, 1-12, 1-19, 2-02, 2-03, 2-08, 2-12, 2-14, 2-16, 3-2-7, 4-1-07, 4-1-08, 4-2-09, 4-2-12, 4-2-13, 5-5-28, 5-5-29, Dongbei -- die drei nordöstlichen Provinzen (遼寧省Liaoning・吉林省Jilin・黒竜江省Heilongjiang), d.h. die Mandschurei; auch: Dongsan東三.

50 小林 1-01 Kobayashi, Leutnant 少尉 小林2) 1-07 Kobayashi, Obergefreiter 兵長 小林31-10 Kobayashi, 伍長

51 桐原 1-01 Kirihara, Feldwebel 軍曹

52 新京 1-01, 2-02, 2-03, 3-1-1, 3-2-6, 3-2-7, 3-3-2, 4-1-07, 4-2-11, Xinjing, Hauptstadt der Mandschurei (1932-1945); siehe 長春 Changchun

53 小美野義利 1-01* Komino Yoshitoshi, 戦務班長、憲兵曹長